カクキューの八丁味噌を愛した著名人

ふくだつねあり
福田恆存

1912年(大正元年)~1994年(平成6年)。
東京都出身。劇作家。評論家。翻訳家。
岸田演劇賞・読売文学賞・菊池寛賞など受賞。

戦後の日本を代表する思想家で、岸田國士(劇作家)が主宰する劇団「雲の会」創設に参加しました。また文学座の「ハムレット」をはじめシェイクスピアの戯曲や、ヘミングウェイの「老人と海」の翻訳、演出も行い、演劇人としても有名です。その他、国語国字問題などの文学活動もされました。

当社史料室には昭和時代に福田恆存の御用命により、三島由紀夫(作家)、岸田國士、福田恆存の自宅(神奈川県大磯町)宛に味噌をお送りした記録や請求書などが残っています。

福田恆存は「大切に育てた木を焼いて客人をもてなした武士」の故事にちなみ結成された「鉢の木会」に所属し、のちに同会に参加した三島由紀夫と交流を深めました。三島が手掛けた舞台に福田ご夫妻が招待され、その時のお礼として福田が三島に味噌を送りました(2010年11月22日付の中日新聞夕刊より)。

三島由紀夫・岸田國士・菊池寛について詳しくは「カクキューの八丁味噌を愛した著名人」の「三島由紀夫」「岸田國士」「菊池寛」をご覧ください。

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