あおやまろくろう
青山祿郎

1875年（明治8年）～1940年（昭和15年）
愛知県岡崎市出身。技術者。実業家。日本信号創業者。

1929年（昭和4年）日本信号を創業しました。他に無線・電信・電気事業など多くの国家的重責を担いました。

本多光太郎（学者）が東北帝国大学鉄鋼研究所の設立にあたり、寄付の協力を事業家などに呼びかけるなどして援助しました。

橋本増治郎（技術者）とは同窓で交友があり、彼が創業した快進社を支援しました。快進社が1914年（大正3年）に製造した「DAT（ダット）」は、国産部品を積極的に使用した意欲作で、その年、東京・上野で開かれた大正博覧会で銅牌を獲得するなど話題を呼びました。
「DAT」の名前は支援者の田健治郎・青山祿郎・竹内明太郎の頭文字D・A・Tにちなみ命名されました。また、日産自動車のブランドとして知られた「DATSUN（ダットサン）」は、「DAT」が由来となっています。