1866年(慶応2年)~1945年(昭和20年)
広島県出身。内務官僚。政治家。法学博士。
戦前の代表的警察官僚で道路交通法の左側通行を導入。また日本消防協会を設立し、救助はしごや救急自動車の導入に尽力しました。日本の警察と消防の基礎を築き、警察・消防に関する膨大な著書や論文を残しました。
また
娼妓取締規則問題に奔走され、社団法人赤十字理事など多くの要職に就きました。
1913年(大正2年)第16代愛知県知事に就任され、三英傑の史跡保存顕彰政策に努め、その手段として公園整備を進めました。
1915年(大正4年)大正天皇即位に際し、愛知県岡崎市中島町(旧碧海郡六ッ美村)が悠紀斎田地方に指定され、当時愛知県知事であった松井茂は悠紀地方長官を努めました。台覧された『悠紀斎田紀念画帖』(大正4年発行)の序文は松井茂です。大嘗祭悠紀斎田の古跡地には六ッ美歴史民俗資料室や松井茂の名前が刻まれた石碑などがあります。
大嘗祭悠紀斎田について詳しくは、当社ホームページ「カクキューの八丁味噌を愛した著名人」の「
早川龍介」「
松村松僊」をご覧下さい。
当社史料室には大正時代に松井茂から頂いたハガキや賞状が残っています。
PDFで詳しくみる