1890年(明治23年)~1978年(昭和53年)
広島県出身。岡崎石造美術研究所所長。岡崎市文化財保護審議会会長。石造美術の権威者。考古学者。
1917年(大正6年)岡崎市立商業学校(現県立岡崎商業高校)に美術教師として岡崎市に赴任しました。
1924年(大正13年)当時皇太子だった昭和天皇の御成婚式の記念とし、岡崎市から特産品の石灯籠を献上する事となり、設計・製作を担当し御苑型石灯籠が造られました。
1926年(大正15年)岡崎石造美術研究所を創設し、職人の技術向上を計り、古式の石灯籠の復元製作を行いました。
岡崎市内の石造物を調査し、市の文化財の指定や埋蔵文化財の発掘調査に関わる岡崎市文化財保護審議会委員を永く務め、1970年(昭和45年)会長となりました。著書に「岡崎市周辺の歴史と石造文化財」があります。
岡崎城公園(※)には、池上年の作品が多く見られます。
①東照公遺訓碑 ②東照公えな塚 ③東照公産湯井の碑
④御苑型石灯籠と雪見灯籠 ⑤浄瑠璃姫供養塔
当社史料室には17代早川久右ェ門宛の池上年から頂いた昭和時代の年賀状が残っています。
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