カクキューの八丁味噌を愛した著名人

たけうちせいほう
竹内栖鳳

1864年(元治元年1942年(昭和17年)。
京都府出身。日本画家。
1924年(大正13年)フランスのレジオンドヌール勲章受章。
1937年(昭和12年)第1回文化勲章受章。

近代日本画の先駆者で「西の竹内栖鳳、東の横山大観」と言われ、日本画壇をリードしました。

1900年(明治33年)パリ万国博覧会の視察やヨーロッパの美術行脚を行い、ターナーやコローなどから影響を受けました。
けものを描けばその匂いまで表現できると評され、重要文化財「班猫」の作品などを残しました。
また、弟子の育成にも力を入れ、上村松園、小野竹喬、土田麦僊、三木翠山ら日本画壇に名を残した多くの門人を育てました。

1915年(大正4年)大正天皇即位御大典御用「主基地方風俗歌屏風」を上納しました。
1920年(大正9年)1月13、14日に愛知県岡崎市の岡崎公園の巽閣に於て、擣衣書房の岡田撫琴主催で第1回の京都在住の画伯達の作品即売会が開催されています。出品者名簿には竹内栖鳳、上村松園、小野竹喬らの名前が記載されています。
「京の美人画100年の系譜(京都市美術館名品集」(2015年・青幻舎発行)に、竹内栖鳳、上村松園、土田麦僊ほかの作品が収録されています。

今年(2023年(令和5年))は京都市京セラ美術館で「京都市美術館開館90周年記念展 竹内栖鳳 破壊と創生のエネルギー」(前期10月7日~11月5日、後期11月7日~12月3日)が、京都国立近代美術館で「開館60周年記念 京都画壇の青春―栖鳳、松園につづく新世代たち」前期10月13日~11月12日、後期11月14日~12月10日)が開催されています。

当社史料室には1928年(昭和3年)に三木翠山の御用命により、竹内栖鳳の自宅宛に味噌をお送りした記録が残っています。

岡田撫琴について詳しくは「カクキューの八丁味噌を愛した著名人」の「岡田撫琴」をご覧ください。

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