カクキューの八丁味噌を愛した著名人

しんたにえいのすけ
新谷栄之助

1905年(明治38年)~1978年(昭和53年)
和菓子店「きよめ餅総本家」(愛知県名古屋市熱田区)の創業者。

1785年(天明5年)頃に熱田神宮西門近くに「きよめ茶屋」が設けられ、参拝者はここでお茶を頂き旅の疲れを癒してから参拝しました。

「きよめ茶屋」に因んで、新谷栄之助が昭和初期に羽二重餅にこしあんをくるんだ「きよめ餅」を考案し、「熱田詣りにきよめ餅」「名古屋土産にきよめ餅」と全国に名を知られる様になりました。

「きよめ餅総本家」と当社は、「東海志にせの会」の会員で、同会の総合誌「あじくりげ」は1956年(昭和31年)に創刊し、2016年(平成28年)の終刊まで60年間愛されました。

当社史料室には、新谷栄之助から昭和時代に頂いた年賀状が残されており、年賀状には日本画家「石川英鳳」の木版画が刷られています。


※石川英鳳について
1896年(明治29年)~1973年(昭和48年)
愛知県安城市出身。大正から昭和にかけて活躍した日本画家。

京都市立絵画専門学校(現京都市立芸術大学)に入学し、竹内栖鳳の指導を受け、その後、西山翠嶂に師事しました。主に花鳥画を得意としましたが、歴史画や風景画なども残しました。帝国美術院美術展覧会(帝展)で連続8回の入選を果たすなど活躍し、後進の指導にあたり中京画壇の礎を築きました。

2022年(令和4年)1月29日~2月27日に、「安城市民ギャラリー」において「日本画家 石川英鳳の築いた美」が開催されました。

きよめ餅総本家 店舗

「きよめ餅」

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