カクキューの八丁味噌を愛した著名人

たぐちひゃくぞう
田口百三

1868年(明治元年)~1931年(昭和6年)
岐阜県出身。製糸業界の覇者。三龍社創始者。

製糸業を営む家で誕生し、後に岡崎市に進出して1897年(明治30年)製糸会社三龍社を創設しました。
養蚕研究所を設立し、新品種の繭の造成研究や養蚕教育を始めました。「黄石丸」と「三龍又」を開発し高い評価を受け輸出増加に貢献しました。明治末には県下で有数な大工場に成長し、大正時代には経営規模を拡大しました。
最盛期の昭和初期には全国屈指の製糸会社となりました。

明治期にフランス、アメリカ、イギリスで開催された博覧会において金賞を受けました。

1910年(明治43年)行啓中の皇太子(のちの大正天皇)が三龍社を視察されました。また大正天皇即位後に初めて行う新嘗祭である大嘗祭の衣服「繒服(にぎたえ)」に用いる絹布を献上しました。

当社史料室には大正時代に田口百三から送られた年賀状や忘年会・三龍社養蚕研究所開所式の案内状などが残っています。

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